アスベストは耐久性に優れた素材としてスレート屋根に使われてきましたが、2004年に石綿を1%以上含む製品の出荷が原則禁止となりました。
現在は、大きな台風などの影響で割れたり剥がれたりするスレート屋根の不具合が増えていて、アスベストが入っていない屋根の不具合報告が相次いでいます。
建築時に屋根は一生もつと考えている方が多いと思いますが。 スレート屋根の寿命はアスベスト入りの商品でも30年程度です。アスベストが入っていない屋根材はさらに寿命が短くなります。 皆さんのお家は築後何年でしょうか?築後15年以上のお家でスレート屋根の方は葺き替えやカバー工法による本格的な改修を迫れることになるでしょう。
では、どうやって「アスベストが入っているか入っていないかを見分けるのか」ですが、築年数や図面だけでは見分けるのは難しいです。
確実なのは、実際に使われているスレート屋根の商品名がはっきりすれば、アスベスト屋根かどうかは見分けられます。 そして、ノンアスベストの傷みの特徴として雨や風でスレート屋根の破片が落ちてきたり、屋根が欠けている所がある。屋根の小口の色が剥げている所が多いなどわかり易い現象が起きる場合もあ
ります。
実際に屋根の上に登って確認してみると、ひび割れの数にビックリします。アスベスト入りの屋根は登って屋根の上を歩いても屋根材が割れにくいのに対してノンアスベストの屋根材は割れている様な音がします。見た目では小口付近がミルフィーユ状に劣化(層間剥離)していたり、粉状になっていたりします。
以上の事から新築から15年以上経過したお家は屋根の点検をオススメします。
お家の傷みはメンテナンスのサインです。心配の方は是非、ユウトペイントにお問い合わせ下さい。
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